趣味・絵画・アート
水墨画
ちょっと高尚な趣味と思われがちな水墨画ですが、
安い道具と基本的なテクニックだけで、
身近なものを描いて楽しむことができそうです。
題材も花鳥風月だけとはかぎらず
“多彩な”モノトーンの世界を楽しんでみましょう。
東洋の神秘と言われる水墨画
水墨画とは墨一色を用い、
その濃淡の調子によって描く絵です。
のびやかな筆さばきと墨色の濃淡で表す水墨画は、
日本的な美しさにあふれた魅力ある絵画です。
小宇宙とも言うべき自己の内面を
墨と余白だけで表現していくのは、
日本人が生まれながらにして持っている
感覚になじみやすいものです。
墨の香りを嗅ぐだけでなんとなく心が落ち着くってこと
ありますよね。
水墨画の良し悪しを見るポイントは、
まず墨が澄んでいること。そして筆に
温かさやねばりが感じられることです。
運筆法、ぼかしやにじみ、余白の使い方も大事です。
墨絵の目的は“自己との対話”ですから、
他人が述べた上手下手より、いかに自分の世界を
表現できたかを自分で感じられるかが肝心です。
水墨画の要素は濃淡、かすれ、ぼかしを使い
遠近、季節感を現し、墨一色で見る人に
色を感じてもらえるならば良い作品といえます。
水墨画 筆
| 丸山筆 |
水墨画の基本となる線や面を描くことができ、草木や竹などをこの筆一本で濃淡をつけて描くことができます。 |
| 長流筆 |
水墨画の基本となる線や面を描く筆です。草木や竹などをこの筆一本で濃淡をつけて描くことができます。 |
| 彩色筆 |
色を塗るときに使う筆です。羊毛を多く使用し、柔らかく色含みが良いように作られています。 |
| 面相筆 |
いたち毛を使って作られた細長い穂の筆で線描き用です。葉脈や虫の羽など細かい線を描くのに最適です。 |
| 削用筆 |
毛先を使って細い線や力強い線を描くのに適しています。腰の強いイタチ毛を多く使用しバネのある毛先に仕上げています。 |
| 刷毛 |
境界線など細かい部分、大きく一気に塗る部分。墨染め・たらし込みの下地塗り・ドーサ塗りに最適です。 |
水墨画の道具
| 紙 |
水墨画用画仙紙 |
| 墨 |
茶墨(ちゃぼく・・・描いた時茶色っぽく発色)
青墨(せいぼく・・・描いた時青っぽく発色) |
| 筆 |
「長流」の中
水墨画用の筆 穂の硬さが堅くもなく柔らかくもなく、中位が良い |
| 硯 |
書道用の硯 |
| 下敷き |
白のフェルト |
| 文鎮 |
ガラスの文鎮 紙を押さえられればなんでも構わない |
| 絵皿 |
濃度の違う墨色を用意しておくために使う |
| 筆洗 |
筆をあらう容器
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| 筆ふき |
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| 落款印 |
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画の描き方の基本
基本はスケッチ
画を書くにはスケッチをし観察力を養い構図を定め、
下絵を描き修正して本画を描く。
筆の運び方(運筆法)
直筆法・・・筆管を紙に対して垂直に立てて
描く技法。
没骨法 (もっこつほう)・・・輪郭線を描かないで
筆をう〜んと斜めに寝かして筆の腹
(側面)で描きます。「
鈎勒法(こうろくほう)・・・線描で描く方法です。
線で輪郭を描いていく時に使います。
こちらは筆を立てて筆の切っ先でもって
一気に引いていきます。
一定の速度でじっくり引きます。
付立法・・・輪郭線を描かずに物の形を墨の
濃淡やぼかしなどで表現する方法。
ぼかし方.にじませ方
コントラスト
水墨画に重要なのはコントラストで、
白い空間と黒い空間をどううまく配置して
全体を統一させるかが大切なポイントになります。
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